1. 名詞は、名前を表すだけでなく、物事や行為、状態なども示す語です。
2. 名詞は、その内容からみて、「数えられる名詞」(countable noun)と「数えられない名詞」(uncountable noun)-ふつう複数形をもたない-があります。
3. 冠詞には不定冠詞と定冠詞の2種類があり、形容詞に似た働きをして、次にくる名詞を軽く限定します。
4. 不定冠詞a、anはもともとone(1つ)から転じたもので、数えられる単数名詞の前につき、通例不特定の意味を示します。aは子音で始まる語の前に、anは母音で始まる語の前に用いられます。
5. 定冠詞theは指示形容詞のthat(あの、その)から転じたもので、単数・複数、数えられる名詞・数えられない名詞を問わず、何らかの意味で次にくる語を限定する場合に用いられます。Theは子音で始まる語の前では〔〕と発音し、母音で始まる語の前では〔〕と発音されます。
冠詞(a/anとthe)の直後は名詞になります。
(例)I will send you a document this afternoon.
午後にあなたに書類を送ります。
所有格(his, its等)の直後
(例)I found my keys in my shirt pocket.
シャツのポケットから鍵を発見した。
動詞の直後 (例: He conducted brainstorming. 彼はブレインストーミングを行った。)
名詞・代名詞 人や事物の名称を表す語を名詞といい、名詞の代わりに用いられる語を代名詞といいます。
Mr. Tanaka is a Business man. (田中さんはサラリーマンです。)
He works for a trading company. (彼は貿易会社に勤めている)
〔名 詞〕 田中さん〔代名詞〕彼
田中さんの代わりに彼を使います。